この積載シミュレーターでできること
この積載シミュレーターは、木材や長尺物をトラックへ積み込む際の積載配置の目安を自動で作成するツールです。
9m台車または12m台車を選択し、2,500mm・3,000mm・3,650mm・4,000mmの定尺材と、その他の長さのBDL数を入力すると、荷台を左右2列・最大3段として、おすすめの積載パターンを図解で表示します。
主な機能は次のとおりです。
- 9m台車・12m台車に対応
- 2,500mm・3,000mm・3,650mm・4,000mmのBDL数を入力可能
- 定尺以外の長さを自由入力可能
- その他の長さは入力欄を追加可能
- 左右2列・最大3段の積載パターンを自動計算
- 右側・左側から見た積載状態を図解で表示
- 各段の使用長と空き寸法を表示
- 左右のバランスと低重心を考慮
- 積載できない材がある場合は未積載材を表示
本ツールは、積込み前の検討、積載方法の共有、新人教育などに利用できます。
入力方法
1.台車の長さを選択する
「台車の長さ」から、使用する車両に合わせて次のいずれかを選択します。
- 9m台車
- 12m台車
ここで選択した長さが、各列・各段に積載できる最大長として計算されます。
2.定尺材のBDL数を入力する
次の長さについて、積み込むBDL数を入力します。
- 2,500mm
- 3,000mm
- 3,650mm
- 4,000mm
該当する材がない場合は「0」のままで構いません。
例えば、3,000mmが7BDL、4,000mmが6BDLの場合は、次のように入力します。
3,000mm:7
3,650mm:0
4,000mm:6
3.その他の長さを入力する
定尺材以外の長さがある場合は、「その他の長さ」へmm単位で長さとBDL数を入力します。
入力例は次のとおりです。
長さ:2,500mm
BDL数:2
複数の長さがある場合は、**「+ その他の長さを追加」**を押すと入力欄を増やせます。
不要になった行は、右側の「×」ボタンで削除できます。
4.積載パターンを表示する
すべての入力が終わったら、**「おすすめ積載パターンを表示」**を押します。
入力した内容を基に、左右のバランスや各段の空き寸法を考慮した積載例が表示されます。
左右2列・3段積みの考え方
本シミュレーターでは、荷台を次のように分けて計算します。
列1:トラック右側
列2:トラック左側
3段目:上段
2段目:中段
1段目:下段
最大積載箇所は、左右2列×3段の合計6か所です。
下段から積む
積載結果は、基本的に隙間が少ない段を下側へ配置します。
下段を優先して埋めることで、荷物の重心が上がりすぎないようにします。上段のほうが下段より多く積まれた状態にならないよう、積載結果を段ごとに並べ替えます。
左右のバランスを考慮する
同じ段では、右側と左側の使用長が極端に異ならないように配置します。
ただし、入力された長さやBDL数によっては、完全に左右対称にできないことがあります。その場合は、次の条件を総合的に比較して積載例を作成します。
- できるだけ多くの材を積載できること
- 下段の空きが少ないこと
- 左右の使用長が近いこと
- 片側だけ高く積まないこと
- 上段より下段の積載量が多いこと
なお、本シミュレーターの左右バランスは、主に材の長さとBDL数を基にしたものです。実際の重量差までは自動計算していません。
計算結果の見方
計算結果には、列1と列2のトラック側面図が表示されます。
列1・右側から見た積載
列1は、トラックの右側から荷台を見た状態です。
トラックの前方・後方表示を確認し、図の向きに注意してください。
列2・左側から見た積載
列2は、トラックの左側から荷台を見た状態です。
右側から見た図とはトラックの向きが反対になります。
材の色分け
材の長さは色で区別されます。
- 紫:2,500mm
- 青:3,000mm
- 緑:3,650mm
- オレンジ:4,000mm
- その他の色:自由入力した長さ
- 斜線部分:空きスペース
材の中央には、長さがmm単位で表示されます。
使用長・空き寸法
各段には、次の情報が表示されます。
使用 8,000mm / 空き 1,000mm
この場合、その段では8,000mm分の材を積載し、荷台長に対して1,000mmの空きがあることを表します。
荷台使用率
荷台使用率は、左右2列・3段の合計積載可能長に対して、入力した材の総延長が占める割合です。
ただし、荷台使用率は重量の積載率ではありません。荷台長に対する参考値として確認してください。
未積載材
6か所にすべて収まらない場合は、「荷物がすべて積みきれません」と表示され、積載できなかった材の長さが表示されます。
その場合は、次の方法を検討してください。
- 車両を9m台車から12m台車へ変更する
- 車両を追加する
- BDL数を分割する
- 積載する組み合わせを変更する
- 荷姿や積み方を現場で再検討する
※アルゴリズムが完全ではない為、エラー表示になる場合がございます。
※製材積載では、樹種や梱包(荷姿)、含水率により異なりますが、15tトラック(荷台9m)の場合、荷台使用率のおおよそ66%程度が定量になります。
木材積載シミュレーター
台車の長さと材木のBDL数を入力すると、 左右2列・最大3段のおすすめ積載パターンを表示します。
1 台車を選択
2 定尺材のBDL数
3 その他の長さ
実際に積み込む際の注意
本シミュレーターの結果は、あくまで長さとBDL数を基にした積載配置の参考例です。実際の積込みを行う際は、必ず現場責任者、積込み担当者、ドライバーが荷物と車両の状態を確認してください。
重量と最大積載量を確認する
荷台に長さが収まっていても、車両の最大積載量を超えて積載することはできません。
車検証、荷物の実重量、台貫結果などを確認し、過積載にならないようにしてください。
前後・左右の荷重バランスを確認する
材の重量が前方または後方に偏ると、軸重や操縦安定性に影響することがあります。
長さだけでなく、次の点も確認してください。
- 前軸・後軸への荷重
- 左右の重量差
- 荷物の重心位置
- キャビン側と荷台後方への偏り
- 走行時の旋回・制動への影響
荷崩れ防止措置を行う
積込み後は、荷物の種類や形状に合った方法で固縛してください。
- ワイヤー
- ベルト
- 荷締機
- 歯止め
- 当て木
- 滑り止め
- スタンション
などを適切に使用し、急ブレーキや旋回時にも荷崩れしないことを確認してください。
荷台からのはみ出しを確認する
材の長さや置き方によっては、荷台の前後または左右から荷物がはみ出す場合があります。
道路交通法、道路法、車両制限令などの関係法令を確認し、必要に応じて許可申請、表示、誘導などを行ってください。
積込み順と荷卸し順を確認する
複数の納品先がある場合は、長さだけでなく荷卸し順も考慮する必要があります。
先に納品する荷物が下段や奥側にあると、現場で積み替えが必要になることがあります。積載結果を参考にしながら、実際の配送順に合わせて調整してください。
積載後に必ず目視確認する
計算結果どおりであっても、実際の荷姿、梱包状態、荷台の設備によって積めない場合があります。
積載後は車両を一周し、次の項目を確認してください。
- 荷物の傾き
- 左右の高さ
- 固縛状態
- 荷台との接触状態
- タイヤや灯火類への干渉
- 後方視界
- 車幅・車高・全長
- 出発後の増し締めの必要性
重量や荷姿によって結果が変わること
本シミュレーターでは、入力された材を原則として同じ条件の1BDLとして扱います。
そのため、同じ長さであっても、次の条件が異なる場合は、画面上の結果が実際の適切な積載方法と一致しないことがあります。
- 1BDL当たりの重量
- 木材の樹種
- 含水率
- 材の太さ・幅・高さ
- BDLの梱包寸法
- バンドや梱包材の状態
- 荷姿の変形や反り
- フォークリフトで積み込める位置
- 荷台のスタンション位置
- 車両ごとの荷台形状
- 床面の段差や設備
- 納品先ごとの荷卸し順
例えば、同じ4,000mmの材でも、1BDLが軽いものと重いものでは、適切な左右配置や上下配置が異なります。
重量の大きい材は、原則として下段に配置し、左右や前後の偏りを避ける必要があります。
本シミュレーターの結果だけで積載可否を確定せず、必ず実物と車両条件を確認してください。
Q&A
※クリック(タップ)でアンサーを確認できます
Q1.表示された積載方法で必ず積めますか?
必ず積めることを保証するものではありません。本シミュレーターは、材の長さとBDL数を基に荷台上の配置を計算しています。
実際には、BDLの幅・高さ・重量、荷台設備、フォークリフトの作業スペース、荷卸し順などによって積載できない場合があります。最終的な積載方法は、現場で実物を確認して判断してください。
Q2.荷台使用率は重量の使用率ですか?
いいえ。荷台使用率は、左右2列・3段の合計積載可能長に対する、入力した材の総延長の割合です。
車両の最大積載量や実重量を示すものではありません。重量については、車検証、荷物明細、台貫結果などで別途確認してください。
Q3.なぜ左右で完全に同じ積み方にならないのですか?
入力された材の長さやBDL数によっては、左右を完全に同じ構成にできないためです。
その場合は、下段の充填率、左右の使用長、段数、積載可能な総量などを比較して、バランスのよい配置を選択します。
Q4.3段すべてを使用しない場合もありますか?
あります。入力されたBDL数が少ない場合は、1段目または2段目までで積載が完了します。
低重心にするため、原則として上段を空け、下段から使用します。
Q5.その他の長さは何件まで追加できますか?
「+ その他の長さを追加」ボタンから、複数の長さを追加できます。
ただし、長さの種類やBDL数を非常に多くすると、組み合わせ計算に時間がかかる場合があります。
Q6.荷台より長い材は入力できますか?
入力自体はできますが、選択した荷台長より長い材がある場合は、積載できない材としてエラーが表示されます。
実際には、はみ出し積載が認められる条件や許可が関係する場合がありますが、本シミュレーターでは荷台長以内に収める前提で計算しています。
Q7.積載結果をそのまま作業指示として使えますか?
積込み方法を検討・共有するための参考資料として利用できますが、結果だけで作業を確定しないでください。
積込み前に、現場責任者、積込み担当者、ドライバーが重量、荷姿、固縛方法、配送順を確認してください。
Q8.スマートフォンでも利用できますか?
はい。スマートフォン、タブレット、パソコンから利用できます。
画面幅によって表示が縮小されるため、細かな数値が見づらい場合は、端末を横向きにするか、画面を拡大して確認してください。
免責事項
本シミュレーターが表示する積載パターンは、入力された荷台長、材の長さ、BDL数を基に自動計算した参考情報です。
実際の積載可否、安全性、最大積載量、軸重、重量配分、荷崩れ防止、法令適合性を保証するものではありません。
実際の運行や積込みにあたっては、車両の仕様、荷物の実重量・荷姿、道路状況、関係法令を確認し、運行管理者、ドライバー、積込み責任者などの判断に基づいて実施してください。


